チョング農園では、三世代に渡り、175エーカーの農園で25年以上ブルーベリー栽培にいそしんでいます。農園主のナンシーと、ナンシーの両親、兄弟、その子供たちにとって、ブルーベリー栽培はまさに愛の活動です。各自がそれぞれの教育やトレーニングを生かして、農園事業を成功へと導いているのです。
「私たち家族は、とても仲がよく、助け合っています。」とナンシーは言います。「私自身は、公認会計士として仕事をしています。夫は会社のIT部門長です。妹は教師兼図書館司書で、妹の夫は博士号を持っています。弟は投資家で、ニューヨークで仕事をしています。しかし毎年夏になると、皆、この農園に戻ってきて、収穫の手伝いをするのです。」
ナンシーの両親が、仕事に取り組む上での強い倫理観と、生きていく上で中核となる価値観を子供たちに植え付けてくれたおかげでもあったようです。これまでの年月、ぶれないものの考え方を維持できたと、ナンシーは考えています。「幼い頃からそのように育てられていたので、大きくなってから、農園がいかに多くのものを与えてきてくれたかがわかり、感謝できるようになります。」
チョング農園は、シルバーバレーファームと5年近く協働しています。実際につながりができたのは、15年ほど前、北アメリカ・ブルーベリー・カウンシルの会議で、ナンシーとレイが出会ったときでした。チョング農園が、新しい詰め込み/加工業者が必要になったので、ナンシーはレイに電話をして相談しました。「レイは本当に尽力してくれました。農園まで出向いてくれて、私たちをはじめとして、他の農園主の手助けをしてくれたのです。そうして、新しい業者への移行をスムーズにしてくれました。とても助かりました。」
「シルバーバレーファームは、農園主たちに非常によくしてくれます。プロに徹して接してくれるし、私たちの意向を尊重してくれます。私たちのために、本当に一生懸命になってくれます。私も農業者として、非常にありがたく思っています。長期的な事業に関わっている者としても、シルバーバレーファームとの長期的な取引関係を計画し発展させていくことができます。」
「シルバーバレーファームのみなさんは、サポートを惜しみません。必要なときに、必要なトレーニングを提供してくれます。聞きたいことがあれば、いつでも相談にのってくれますし、マーケティング活動や業界ニュースについても必ず教えてくれます。ですから、自分たちはシルバーバレーファームチームの一員であると強く感じられます。それに、既存の関係強化にも余念がありませんので、それが私たちの農園や業界全体の強化にも結びついています。」
手助けやアドバイスが必要となったときに、相談できる相手がいるということは、ナンシー一家にとって非常に心強いことです。自身の言葉で、ナンシーは次のように語っています。「私が育てたブルーベリーを安心して任せられるところがあるということは、とてもうれしいです。私のブルーベリーを一手に引き受けてくれて、適切に流通販売をしてくれるということで、とても安心できます。」
シルバーバレーファーム自体もブルーベリー農家なので、こうしたきめ細やかで献身的な仕事ができるのではないか、とナンシーは言います。「シルバーバレーファームのみなさんは、私たちの頭痛の種や懸念事項を理解してくれています。それに、私たちと同じ価値観を持ってくれています。個人レベルでもビジネスのレベルでも同じ価値観を持っていてくれる、それはとても重要なことだと思います。公平、尊重、信頼といった価値観をお互いに重視しています。十分な利益と持続可能性を確保しつつ、私たちの生産するブルーベリーの質を高める手助けをしてくれています。」
シルバーバレーファームがナンシー一家に提供するサポートは、コミュニティーにも及んでいます。「シルバーバレーファームはとても寛大です。業界サポートや販売促進のためにブルーベリーを大量に寄付してくれます」とナンシーは言います。「求めれば、シルバーバレーファームは必ず応えてくれます。問い正されることなどありません。業界や一般の人への貢献度も、並大抵ではありません。ところが、それについても非常に謙虚です。レイさん率いるチームが、この業界で活躍してくださっていることで、私たちは本当に助かっています。」